《薬膳とは》
株式会社咲美堂で代表取締役をしている池田のりこです。
漢方薬店と薬膳のスクールを運営して、漢方カウンセラーや薬膳講師として活動しています。
20年ほど前に、重度の病気で倒れて人生を諦めました。
西洋医学では治らないと言われた病気を、3年掛けて漢方薬と薬膳で完治しました。
笑うこともできなかった私が、毎日笑って伝える仕事ができているのは、漢方薬と薬膳のおかげです。
漢方薬と薬膳の診断のベースは、バランスと循環を大切にする中医学(中国伝統医学)です。
その素晴らしい中医学を伝えたくて、15年前に会社員を辞めて薬膳を伝える仕事を始めました。
当時は、薬膳というと「生薬が入っている食事」「病気の人が食べるもの」というイメージを持つ方が多かったです。
薬膳とは、体を診断して食べものを「選ぶ」ことです。
料理をしなくても、レストランやカフェ、スーパーやコンビニなど、どこでも薬膳を活かすことができます。
バランスと循環で整えることを目的とする中医学をベースに、症状ではなく「その人」を見て食べものを選びます。
最近では薬膳を学ぶ人が増えたり、メディアで取り上げられることが多いですが、食べものの効能を伝えるだけの人が増えました。
本来ならきちんと診断をして、自分のベストコンディションである中庸に戻すために食べもので整えていくのに、「この症状にはこの食べもの」ということが先行することが多くなったのです。
薬膳が普及することはとても嬉しかったのですが、「それは本物の薬膳ではない」ということに違和感を持ち続けていました。
認定試験の対策セミナーを主軸にしていましたが、試験のために覚えることが目的となってしまうことも、自分の考えとは矛盾していて苦しかったです。
そこで、今年の春をもって認定試験セミナーを終了し、薬膳スクールを「咲美堂中医学院」と名称変更してリニューアルし、セミナーを大きく変えました。
それが「パーソナル食医養成セミナー」です。
このセミナーの目的は、「食医」を増やすことです。
《食医とは》
昔の中国では、食医、内科医、外科医、獣医の4階級に分けて、食医がトップでした。
食医とは、病気の人の心身を五感で診断して、中庸に戻すために薬膳のベースである中医学理論で食べものを選んだり、予後を良好にするためにアドバイスをする食のお医者さんです。
食べものの効能を覚えるだけではなく、「現代の食医」を増やそうと決めました。
今までの15年間は、「知識を詰め込む・認定試験に合格するためのスクール」を運営してきました。
しかし、これからは実際に使える正しい中医学理論を学び、実践を繰り返して人の役に立つ薬膳を実現し、正しく人に伝えられるようになるための場となります。
人の体はみんな違うので、それをパーソナルにできる食医を増やしたいと思い、スクールをリニューアルしました。
15年間中医学と薬膳を伝えて、漢方相談では3,000名以上の方の診断をしてきました。
10年間の臨床現場でいろいろな症例を診てきたことで、人を診る力や診断力が養われました。
産経新聞での連載も100回を超え、数え切れないほどのセミナーや講演会を経験し、伝える力もあります。
その力を私だけのものでは終わらせず、未来の食医たちに伝えていきます。
すでに多くの方に申し込みをいただき、食医の必要性を改めて感じています。
中医学はとても奥深いので、いちど学んだだけではマスターできず、パーソナルに対応するためにはアウトプットや相談ができる場が必要です。
情報交換をしたり、お茶会やセミナーなどをするときに相談したり、症例で困っているときに質問できたりする場を作りたいと思いました。
ただ学ぶだけのスクールではなく、薬膳の学びを通して笑顔で幸せの良いエネルギー循環を作りたいです。
食医が食医として活躍できるように、サポートをしていきたいです。
全国や海外にもいる仲間たちとの交流を図るオンラインシステムを作るために支援をしていただきたく、クラウドファンディングをすることにしました。
食医になるためには、重要なキーワードがあります。
それが、「中庸」です。
《中庸という考え》
コロナ禍で健康であることの必要性を感じた方も多いと思います。
「病気が怖い」「病気になりたくない」「健康でいたい」という気持ちで、新聞やネットなどで情報を得ようとします。
どれが正しい情報かも分からず、情報に振り回されて不安になることもあります。
その不安を中医学(中国伝統医学)をベースとする薬膳で、減らすことができます。
人はもともと完成形であり、バランスが乱れることで不調が出ます。
どのようにバランスが乱れたのかを確認して、もとの完成形のベストコンディションである「中庸」に戻す方法を考えるのが、中医学です。
病気を「治す」のではなく、心身を元の状態に戻すために「整える」ということをします。
病気を「良い」「悪い」で考えるのではなく、「なぜ病気になったのか?」「どうやって元に戻すのか?」と考えます。
「薬を飲んでいれば大丈夫」「手術をしたからもう治った」ではないのです。
病気になった原因を突き止めることで、悲しみや不安が減り、再発を予防できて、毎日をご機嫌に過ごせます。
夜中に胃が痛くなってネットで調べてると、怖い病名が出てきて不安になるのではなく、「今日は何を食べたのかな?」「体が冷えていないかな?」「最近どんな暮らしをしていたかな?」と自分をみます。
多くの人の平均値を正解とする西洋医学に対して、中医学は「自分の中庸」をベースに考えます。
その中庸マインドを持った食医が増えることで、症状が出たときに不安になったり、病院に駆け込んだり、薬に頼るのではなく、食べもので整えられる人が増えます。
そのような人が増えると、本当に医療を必要とする方が必要なときに医療を受けることができます。
重篤な症状の方が辛くなることが防げたり、医療費の削減や健康寿命を延ばすこともできます。
元気で笑顔の人が増えれば、家庭、学校、コミュニティ、地域でも笑顔が増えます。
咲美堂の「咲」には「笑う」と言う意味があります。
笑顔の花を美しく咲かせることを経営理念としていますが、これを食医の仲間たちと一緒に広げていきたいです。
本物の食医を養成するためには、4つの場が必要です。
(1)正しい理論を学ぶ場
(2)質問や情報を共有する場
(3)お互いに応援しあえるコミュニケーションの場
(4)食医の活動を知ってもらう場
(1)正しい理論を学ぶ場は、この度のスクールリニューアルで作りました。
(2)質問や情報を共有する場、(3)お互いに応援しあえるコミュニケーションの場をWEB上で新しくシステムを構築したいです。
(4)食医の活動を知ってもらう場として、ホームページをリニューアルしたいです。
(2)~(4)を実現するためには、費用が必要です。
食医の養成に力を貸してください。
「食医が日本の食と医療を変える」と信じています。
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